たねマシンガン

しょうもない事を大げさに

遠回りせずとっととけぇれ!! いわばトッピング全乗せ

可愛い子には旅をさせるな

 

帰り道にコンビニへ寄るのもだめ。シャトレーゼで100円のシュークリームを買うのもだめ。直帰するように叩き込みましょう。でもビアードパパなら許しちゃう

 


乃木坂46 『帰り道は遠回りしたくなる』

 

ということで2018年11月14日に発売された乃木坂4622作目のシングルの

「帰り道は遠回りしたくなる」です。主力メンのなーちゃんこと西野七瀬と、若様こと若月佑美の卒業シングルとしても話題です。

 

日本だけでなく全世界にいる自称夫たちは、びょうびょう泣いてるでしょうね。涙で空気に潤いを与えるからこの冬は加湿器なんていらないんじゃないですかね。

うちもいらないみたいです

 

さあ今回ポイント多くない!?!?

 

てなわけでざっくり分けて見ていきます。

曲の面と、MVの面で印象に残った点をピックアップします

 

曲として

 初めて聞いたときの印象は

 歌いにくそう… 

 

AメロからBメロまでのボリュームが異常。Aメロの「居心地いい日向もいつの間にか」ってとことBメロの「過ぎる時間忘れるくらい夢中で話した」なんてとこは芸人の諸見里に一度言わせてみたいもんだ。ヤバTは軽自動車に5人乗りする大学生を小馬鹿にしているが、ここに至っては、ワゴンRに大林素子8人乗せるぐらいのキャパオーバーだ。

 そう、気づいた。この曲カラオケ殺し。

この妙な音階と20枚目のシンクロニシティを思わせるような超早口なメロディーがなんとも音痴な自称夫たちにとってはつらい。中でも一番の殺し手はサビのあたりにあった。それは、「弱虫(弱虫…)」という場所。実際の曲で表すなら「弱虫…弱虫…弱虫…」と輪唱のようにズレて歌ってるわけだが…どうやるん

この弱虫たちを1st弱虫、2nd弱虫、3rd弱虫と名前を付けよう。彼女らは複数名で歌っているからそのズレから美声が伝わってくる。1st弱虫が先陣を切り開き、後を追うように2nd弱虫が銃を構えて補い、3rd弱虫が待ってましたと言わんばかりに膨らみを持たせる。それぞれの余韻が重なり美しいハーモニーを奏でる。そんなフュージョンが美しきハイパー弱虫を作る。

じゃあ一人で歌う僕たちは?友達と一緒には歌わず、一人一曲歌いきって、待ち時間はLineのポコパンをするタイプのカラオケと仮定しよう。一人であるからそれぞれの弱虫たちを独力で生み出さなければならない。1st弱虫を生み出すのは容易いだろう。しかし、ここからが問題。2nd弱虫を生むときには1st弱虫を殺さないといけない。その時点でもはやウジムシ。ウジムシがウジムシを呼び、このフレーズを歌う僕はもはや恥ずかし。一人で「よぉわむしぃぃいよぉわむしぃぃいよぉぉわむしぃぃぃぃいいいいいいっっ」って恥ずかしい。ガサガサな男の声だしきたねぇ

 

ま、苦痛はこのへんにして

メロディーもすごくいい。イントロのピアノの静かな感じから一気にトゥゥルルルルルルルと盛り上がるところが気持ちいい。

乃木坂らしくないところも見えるが、らしさも見える新鮮な楽曲だ

 

MVを見て

おかえり

 

これが一番印象的だった。もうね、あきれるよね。全国の夫たちを泣かす気満々。まあまんまと誘導された。MV中では真夏がなーちゃんに放っていた。このフレーズはもはや伝説として未来永劫語り継いでいかなければならない。義務教育に組み込むべきだ。それぐらいこの4文字には深い意味がある。一説によれば教徒たちはこの言葉を毎日、西の方角へ祈りとともに口にしているらしい。

 

あとはこんな風に生駒ちゃんやななみんに関連するシーンが使われているところも心を動かされる。やりますねぇ

 

おわり

乃木坂にとって大きな意味をもつこのシングル。ラーメンでチャーシューも炒飯も唐揚げもギョーザもトッピングするような、まるで全乗せのボリューミーなシングル。ターニングポイントとなるのはまちがいない。天井知らずの彼女らの勢いはどこまでいくのだろうか。

DVDからBlu-rayに変わり単価が上がろうとも夫たちは関係ない。一途な妻への愛は変わらない。必死に働いたお金は妻のために使うものだ。その妻は握手で秒給1600円稼いでいることなど誰も気にも留めない。